転職実態調査、2年以内に転職した経験のある20歳-39歳

転職についての若手ビジネスマンの実態調査を携帯電話によるインターネットリサーチでネットエイジア社が実施しました。対象は20歳-39歳で2年以内に転職した経験のある人でした。

背景には、景気回復によって大企業は中途採用の月間平均有効求人数は2002年度から前年比で増え続け、さらに団塊世代の定年退職で、求人市場は企業側での採用が積極的に行われ、転職市場は活発化しているているのですが、その一方で就職しても3年以内に辞める人も増えているが現状です。

調査の結果、転職活動で主に利用した媒体を複数回答形式で伺うと、
インターネットの転職媒体を利用したのは34.3%、
紙の転職媒体は31.7%、
人材エージェントが21.3%となっています。
ハローワークは37.3%で、
知人、友人の紹介での活動も23.0%と多いです。

最終的に入社した会社を見つけた方法で最も多いのは
ハローワークで21%。
知人、友人の紹介が19.7%、
紙の転職媒体16%、
人材エージェント14.3%、
ネット転職媒体12%となっています。

転職先を選ぶ際に重視したこと(複数回答)は、
「職種」58.3%、
「勤務時間」51.7%、
「給与」49.7%が上位3項目でした。
会社の将来性や知名度といったものよりも、より現実的なことを重視しているという結果です。

男女では回答傾向に差が出ています。
男性では「職種」が51.8%でトップ、
2位「給与」(46.8%)、
3位が「仕事のやりがい」で41.8%となっています。
以下「業種」「勤務時間」「財務内容」「社内風土」「将来性」の順で続いています。

女性では、「職種」と「勤務時間」が64.2%で同率1位、
3位「給与」(52.2%)、
以下「業種」「社内風土」「仕事のやりがい」「福利厚生」「財務内容」です。
8位に男性では回答がほとんどなかった「勤務するビルの美観・立地」が入っています。

転職期間中に応募した社数
「1、2社」が最も多く58.3%。
次いで「3、4社」18.7%、
「5、6社」12.3%。
「5、6社以内」で全体の90%近くに上っています。
10社以上応募した回答者は6.6%。

応募した会社で内定までいたった社数は。
「1社」との回答が70.3%、
「2社」が20.7%で、
「3社」6%。
「4社以上」は僅か2.7%でした。

転職活動をスタートしてから入社までの期間は、
「1カ月以内」が42.%、
「2カ月」16%、
「3カ月」12.7%です。
3カ月以内に再就職を決めた割合が7割強に上っています。
「1年以上」の回答者は6%でした。

以上のことからインターネットは参考程度で、以外なのは知人や友人からの紹介が多いことから口コミ的な要素を重視している表れではないかと思います。それと職種や勤務時間が優先され、女性の場合は勤務先の美観も重要視され、以外と短期間に転職が決まっている様子がうかがわれます。