転職したい新入社員が急増している

転職の問題で日経新聞社は今春に入社したばかりで早くも転職を希望する新社会人が増えていると報じています。転職支援最大手のリクルートエージェント(東京・千代田)には2007年6月半ばの時点で2006年同期の2倍の新社会人が転職を希望して人材登録をしているそうです。他の転職支援会社でも昨年を上回る数の転職希望者が集まっているようです。昨年、企業が大量の新卒者の採用を推し進めた結果、職場と人材のミスマッチが一層増えたとの指摘がいわれています。ところが転職しても必ずしも期待した通りの職場が見つかるわけではありませんので、大学の関係者からは新卒者の移り気な性格を不安視する声も出ているようです。

リクルートエージェントが2007年4月1日から6月15日に転職を希望して登録をした新社会人の数を調査したところ、2006年の同じ期間に80人だった登録者の数が2007年は170人に増えたとのことです。2005年以前は年間でも新社会人の転職希望者は数人程度だったということですので、ここ1、2年で新社会人の転職希望者が急増してきたといえます。